自分でカラーリングするなら

ヘアカラーが一般的になりだした直後、髪を染めるといえば、白髪染めがほとんどでした。 特に家庭用の染毛剤とし売られているものは、白髪染めが主流で、若い人がファッションで髪を染めるときは、美容院やヘアサロンで施すことが多かったように思います。 けれど近年、自宅で髪の毛を染めるのは、年配の方だけではありません。

「髪を好きな色に染める」ということが、おしゃれとして定着するに従って、染毛剤もあらゆる色の、あらゆる世代に向けたものが多種多様に販売されるようになったのです。 特に高校生や20代前半くらいの若い世代の方は、一度は自宅で自分の髪を染めたことがある方も多いと思います。

しかし、自宅で髪を染めるとき、なかなかうまく染められなかったという経験はありませんか? これは、若い世代だけでなく、白髪染めをする世代の方にも言えることです。 例えば、よくある失敗が、色ムラができて、まだらに染まってしまった方。 そして、色が早く落ちすぎてしまった方や、その逆に長く色が染まりすぎてしまったなどの失敗をよく聞きます。

着色期間については、カラーリングの際に商品をよく選ぶことで、比較的簡単に解消することができるでしょう。 染毛剤には、一時染毛剤と呼ばれるカラースプレーから、半永久染毛剤と呼ばれるカラーリンス・ヘアマニキュア、そして永久染毛剤と呼ばれるヘアダイやヘアカラーなどというように、着色を維持する期間によって、いくつもの種類があります。 期間が短いものほど、髪にかかる負担も少ないため、短期間でも染替えが可能になるのです。

そして、色ムラの防止については、ある程度の慣れとテクニックが必要とされます。 基本的に、染色剤は長く触れている方がよく染まります。なので、白髪染めの場合は白髪から染めるように心がけましょう。 また白髪用の染毛剤と黒髪用の染毛剤には、染色に少し違いがありますから、それぞれ自分にあったものを選ぶように気をつけましょう。

カラーリングは手間や面倒もありますが、おしゃれは女性にとって心の潤いです。 節度と髪の健康を守りつつ、おしゃれを楽しんでほしいと思います。


白髪は抜かないで!

美と若さに関心の高い女性にとって、加齢とともに髪に現れる「白髪」はやはり許せないものです。 白髪を見つけると、ついついプチッと抜いてしまった経験をお持ちの女性もきっと多いのではないと思います。 同じように、枝毛を見つけた時なども、つい抜いてしまいたくなりますよね。 しかし、こういった白髪や枝毛を見つけた時に抜く行為は、実はとても頭皮のよくないものだということをご存知ですか?

髪の毛は、頭皮にある毛母というところで、作られています。 毛根と呼ばれる部分から、栄養を吸い上げ、髪を成長させているのです。 そして、この髪は伸びていく「成長期」と抜け毛になり次の毛が生えるまでの「休止期」という二つを繰り返すサイクルで、髪の毛を保っています。 つまり、毛母は幾度も、何本もの毛を作り出しては抜け毛になり、また作り出すという活動を繰り返しているのです。

しかし、先ほどのように白髪や枝毛を見つけた時に、毛根から髪の毛を引っこ抜いてしまうと、毛母細胞には多大なダメージとなってしまい、最悪の場合次の髪の毛を生み出せなくなってしまうかもしれません。 また、そもそも白髪とは、年齢を重ねるにつれて、色素細胞の能力が衰えてしまったことで、髪の色素が消失した状態の髪の毛のことなのです。 つまり、白髪を抜いたからといって、次に生えてくる髪が白髪でないと決まっているわけではなく、髪を抜くという行為はいたずらに抜け毛や薄毛を促進するだけのデメリットしかありません。

ですから、もしも白髪が気になったときは、抜くのではなく、髪を染めることを優先しましょう。 また、どうしても白髪を取り去りたい時は、抜くのではなく、ハサミなどでカットしたほうが頭皮や毛母に影響が少なく済みます。

白髪になる原因も様々で、まだ解明されていない部分も多いのですが、代表的なものでは遺伝や病気によるもの、栄養不足やストレスなどが挙げられます。 遺伝や病気による白髪は本人の努力だけでは改善の難しい部分もありますが、栄養面やストレスなどであれば、少しずつ回復させる可能性もあるはずです。

くれぐれも「白髪は抜かない!」ということを忘れずに、髪を大事にしていきましょう。


紫外線から髪を守ろう

「髪は女の命」と言われるように、女性であればなおのこと大事にしていきたい髪の毛。 しかし、生活習慣の乱れや加齢によって、どうしても髪の毛のボリュームや若々しさは失われていきます。 できることなら、髪の毛の元気を奪う原因を避けて通りたい!と思いますよね。

突然ですが、みなさんは「紫外線対策」していますか? 夏場、暑いさなかの紫外線には日焼け止めクリームやUVケアの化粧品を。 冬場のきつい紫外線には、長袖の洋服に手袋などなど、紫外線のダメージから白いお肌を守るには、準備に余念がありませんよね。 でも、「髪のための紫外線対策」と考えるとどうでしょうか? あまり気にしたことがなかった!という方も少なくないと思います。

そもそも紫外線は、なぜここまで忌み嫌われるのでしょうか。 日焼けをもたらす紫外線は、私たちの体を構成している細胞に対して「細胞分裂の速度を遅くする」という影響力を持っています。これによって、コラーゲン線維に傷害を与えてしまい、皮膚の老化が進むのです。 そして、私たちの髪を作り出している頭皮や毛母細胞も、紛れもなくこの皮膚の一部です。 紫外線によってダメージを負わされた頭皮は、抜け毛の要因となり、薄毛を促進してしまいます。

また、夏場は紫外線だけでなく、強い日差しにも注意が必要です。 強い太陽光線によって熱せられた髪の毛は、膨張し、普段髪の毛をコーティングしているキューティクルを押しのけて膨らみます。これによって、キューティクルがめくれ上がり、パサパサのダメージヘアを加速させてしまうのです。

こういった紫外線や太陽からの頭皮・毛髪へのダメージを防ぐためには、日陰にいること、帽子や日傘を使うように心がけることがとても大切です。 ただし、あまりにも密閉性の高い帽子をかぶってしまうと、帽子の内側がムレてしまい、毛髪にとっては返ってダメージを加える結果になりかねません。 ですから、帽子を使うなら、通気性の良いメッシュ生地のものを、デザインも少し余裕のある締め付けないものを選んで使うと良いでしょう。


脂性肌か乾燥肌かでヘアケアは変わります

スキンケアをするとき、いまの自分が「脂性肌」なのか「乾燥肌」なのかを考えて、「さっぱりローション」「しっとり化粧水」などを使い分けるということは、現代の日本人女性なら誰もが行っていることだと思います。 洗顔後、すぐにテカテカ光ってしまうほどの脂性肌なのに、わざわざテカリを促進させるような化粧品は使いませんよね。そして、その逆ももちろんないはずです。

でも、私たちは髪の毛を生み出している「頭皮ケア」をするときに、自分が脂性なのか、乾燥肌なのかをまじまじと考えたことはあるでしょうか。 あると答える方の方が、少数派だと私は思います。

とはいえ、頭皮は紛れもなく皮膚の一部です。 つまり、頭皮ケアも突き詰めれば「スキンケア」であり、スキンケアである以上、自分の肌の状態を詳しく知っておくことは必要なことだと思いませんか? 実は、ヘアケア・頭皮ケアにおいても、脂性肌なのか乾燥肌なのかによって、適したケア方法が異なってくるのです。

例えば、シャンプーしてもすぐに髪がベタついてしまう方や、お顔の肌が脂っぽい方は、頭皮も脂性肌である可能性が高くなります。 脂性肌の場合、気になるのは頭皮の皮脂腺です。発達した皮脂腺から、皮脂が出すぎてしまう傾向が高いので、短時間で毛穴が塞がりやすく、これが毛髪の生育を妨げてしまうことがあります。 これを避けるために、洗髪は意識して毎日行い、二度洗いの習慣を持つなど頭皮をさっぱりした清潔な状態で保つように心がけましょう。 また、これ以上皮脂の分泌が進まないように、動物性脂肪の多い食事を極力避けることも大切です。

逆に乾燥肌は、肌に合うシャンプーやヘアスプレーがなかなか見つからない方や髪がパサつき、当否が頻繁に痒くなるという場合が多く見られます。 この場合、シャンプーは控えめにし、毎日洗わない方が良いでしょう。また、髪を乾かす際にドライヤーを強く当てすぎないよう注意が必要です。 また頭皮マッサージの際も、しっかりオイルを使って行うようにするべきです。

お肌のケアと同じように、頭皮のケアにも違いがあります。 これらを理解して、みなさんにもよりご自分に合ったケアを見つけて欲しいと思います。


薄毛を目立たなくさせる方法

髪の毛のボリュームが減ってくると、若い頃と同じヘアスタイルを保つのに無理が出てくることがあります。 ブローにどんなに時間をかけても、朝の通勤電車でムレてしまったら、ぺしゃんこなんてこともよくありますし、なにより同じヘアスタイルを続けることで、あなたの薄毛が悪目立ちしてしまうこともあるのです。 もしも、髪の毛が薄くなってきてしまったとき、あなたならどうしますか?

男性であれば、潔く坊主にしてしまうという選択肢もありますが、あなたが女性ならそうは行きませんよね。 髪を長く伸ばして、薄くなったところを隠したくなるかもしれません。 しかし、実はこの行為、まったくの逆効果なのです。 髪が長くなると、当然重みも増しますから、頭皮にかかる負担は大きくなります。 そして、薄毛になっている弱った頭皮に、負担を増やせば、いま残っている髪の毛まで抜け毛になってしまうおそれがあるのです。

では、どうすれば薄毛を目立たなくさせることができるのでしょうか。 ポイントは「髪質・髪の量に合わせて、ヘアスタイルを変える」ということです。

髪が薄くなってくると、残った髪を伸ばしたくなるというのは男性も女性もよくある傾向ですが、短い髪型の方が、薄毛は目立たなくなります。 例えば、一部分の後頭部だけが薄毛が進んでしまった場合、周囲の髪の毛を伸ばして隠す方がいますが、これはいわゆる「バーコードヘア」と呼ばれるものですよね。 バーコードヘアの男性を見てどう思いますか?薄毛を隠せていると思っているのは、きっと本人だけのはず。 逆に、所ジョージさんや春風亭小朝さんのように、短くカットされている場合、髪が薄くなっていることが目立たないのです。 また、このおふたりのように、「髪の色を明るめにする」ということも、薄毛をカバーする良いテクニックです。

女性であれば、「髪の分け目を曖昧にする」ことで、地肌を目立たせないようにし、髪色を明るくカラーリングしたり、トップの部分を短く軽くして、ふんわりさせるといった方法もあります。

「隠そうとすればするほど目立つ」のです。 「薄毛を隠す」という思いから解放されて、是非おしゃれを楽しんでほしいと思います。